先日、割と近所に住んでいる人といつものように呑みに行った時ですが、その時KEIYAさんに珍しいビールを手に入れたと言われて、珍しいからあげると言われて何と貰ってしまったんですよ。
ウエストフレテレン12
特徴はビンがつんつるてん。ラベルが一切無いのです。
ってそれだけじゃ何だか判りませんので、家に帰って調べてみると、このビール。世界65カ所から数千人のビール愛好家を集めた人気投票で一位を獲得したビール!だそうです。
それに、人数も少ない修道院で作っているので、滅多に手に入らないで、幻のビールと言われているとか……
ついでなんで、うちにあるビール本で調べてみました。
ありましたありました。あいにく12は無くて8でしたが、この本によると8はフルーティで後味に苦みがある味わいだそうだ。
でも、手元の12は呑んでみると判るけど、これは甘い。そして強い。香りが呑んだ後にやってくる。最後の方にチビチビのむビールですな。
きっと8とは大分違う味なんじゃないかな。色も度数も大分違うし。ま、これが人気が出るのは(ものすごく)判る気がする。
と言うか、私の一番のお気に入りのシントベルナルデュス アブト12にかなり近い味。
やっぱり、最後はこういう味に落ち着くのかー。美味しいよ? でも手に入れにくくなると嫌だからおすすめしない。
いやぁ、貴重なビールを有難う。いやほんと。
で、そうそう。ちょっと別の話。
例大祭が終わってから、最近無性にゲーム作りたくなったりするんだよねぇ。でも、今年こそは充電するって決めたから手を出さないようにしてるんだけど。
と言うのも、去年がその充電の年になる予定だったんだけどうっかり作ってしまったので、今年こそはゲームは創らないようにしたいと。去年の冬にもゲームを出したのも、今年休むつもりだったからだし。
物を作るのは、もの凄く体力が必要なのですよ。長い間あれこれ色々考えたからじゃないと、ろくな物が出来ないからね。だから、間を空けたい訳だ。
今年、新(!)世代ゲーム機が出るので、ゲーム業界がどう変わるか注目の時ですが、意外と何処も体力を失っている様に見える。体力を失っているから次世代じゃなくて、新世代になると言っても暴言ではないと思う。
何故体力を失っているのか。それはひとえに開発者の主要面子が、昔からゲームを創っている人ばっかになってしまったからだと思う。新しいクリエイターってもの凄く貴重です。幻のクリエイターです。でも、そこまで必死に頑張ったり熱くなったりする新人が居ないと言われる今日この頃。
同じ人が絶えずゲームを作り続けていると、やはり体力を失っていきます。業界全体の流れとして純粋に売れなくなったり、開発に時間や金が掛かりすぎたり、完成しても苦労に見合わない批判だったりして、開発者の心が病んでいるんじゃないかな。
紅魔郷から4年間ほど一日たりとも欠かさず(誇張)ゲームを創って思った事は、作品の本質は異なる物同士の連結部分にある、と言う事です。そしてその連結を生むのが、高いところから見る目と体力、全てを受け入れる柔らかい頭。
物を生み出す事に一番重要なのは、知識の量とその知識の繋ぎ方、だと思う。前者は努力で、後者は訓練でしょうね。
ゲームの開発者にも、ゲーム以外の世界を味わう余裕が無ければ、新しい連結を生み出す事はないでしょう。次第に目は深い所しか見えなくなったり、他を批判するようになって、ゲームは連結を失い、単品か詰め合わせセットになってしまう。だから、開発職に充電期間は絶対必要なんです。
そんなこんなで、ゲームの事を考え続けるのも良いけど、たまには他の事も見てみないとね。今はゲームを作りたい心を押さえて我慢我慢
(とか言いつつ冬にこっそり出来ちゃったりしてねー)